6月3日にリーデンローズ 小ホールで、群馬交響楽団のメンバーで結成された弦楽四重奏団”アシミーレ弦楽四重奏団”とコンサートを行います。
群馬交響楽団は、1945年、戦後の荒廃の中で文化を通した復興を目指して創立され、1955年「群響」をモデルに制作された映画「ここに泉あり」が公開され、全国的に注目を集め、翌年には文部省より群馬県が全国初の「音楽モデル県」に指定されるという歴史を持つオーケストラです。
NHKの”プロジェクトX”でも取り上げらたこともあります。
1947年5月に始めたられた移動音楽教室は、2009年度までに延べ600万人以上の児童・生徒が鑑賞しています。(グルチンさん曰く、すべての群馬県の子どもたちは、小中学校通して、必ず一度は群響の移動音楽教室で生のオーケストラの演奏を聴くようになっているそうです。体育館にプロオーケストラが、どの子にも小中学生の間に”必ず”来るなんて、すごいです。)
国内外での演奏活動など日本の音楽界を牽引している楽団として、2001年からは文化庁の「芸術創造活動重点支援事業」支援団体に指定されています。
その首席チェロ奏者レオニード・グルチンさんとは出会ってから15年、ここ3年間、一緒に演奏させていただいています。
今年は彼が日本で結成したカルテット、”アシミーレ弦楽四重奏団”と♪
以前から、若きコンサートマスター(コンサートマスター就任国内最年少)のお話や、素晴らしい首席ヴィオラ奏者のお話など伺っていましたが、この度その方々とご一緒することになりました。
私はピッツェッティというイタリアの作曲家の『3つのカンツォーネ』を、そしてもう一人の地元の共演者、友人の高橋元子さんはチャイコフスキーのピアノトリオ『偉大な芸術家の思い出のために』(50分の大曲ですが今回は作曲家自身のショートバージョン、それでも40分)を演奏します。
アシミーレ弦楽四重奏団のメンバーでは、ピアノトリオで演奏しないヴァイオリンとヴィオラの二重奏でヘンデルのパッサカリア、そして弦楽四重奏曲の名曲、ドヴォルザークの『アメリカ』を演奏いたします。
どれも魅力的な曲ですし、何より、素晴らしい演奏家達ですので、是非ホールに聴きにいらしてください♪
~群馬交響楽団メンバーによる弦楽四重奏団~
アシミーレ弦楽四重奏団演奏会
水谷 晃・筒井 志帆(ヴァイオリン)
池田 美代子(ヴィオラ)
レオニード・グルチン(チェロ)
共演:奥野純子(ソプラノ)・高橋元子(ピアノ)
【会場】 ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ小ホール
【日時】 2012年6月3日 PM1:30開場 PM2:00開演
【チケット】 一般2,500円 学生1,500円(どちらも当日500円増)